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2019 年度 研究成果報告書

microRNA-33a/bによる包括的代謝調節機構の解明と特異的人工核酸の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 17H04177
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 循環器内科学
研究機関京都大学

研究代表者

尾野 亘  京都大学, 医学研究科, 准教授 (00359275)

研究分担者 堀江 貴裕  京都大学, 医学研究科, 助教 (20565577)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワードマイクロRNA / iPS細胞 / 核酸医薬
研究成果の概要

本研究において、低HDL-C、動脈硬化症、動脈瘤、線維化、NASHを含む慢性炎症、高血圧症、アルツハイマー症、交感神経系の活性化に共通する発症基盤として、生体でのmicroRNA-33a/bの役割を、遺伝子改変iPS細胞、(臓器特異的)遺伝子改変マウスの解析を通して明らかとした。その結果、miR-33a/bが臓器細胞特異的な標的遺伝子を持つことが示された。さらに、miR-33aおよび33bを個別に制御できる架橋型人工核酸を開発し、複数の疾患モデルにおいて治療効果の検討を行った。すでに大動脈瘤については特許申請中であり、今後臨床応用へと発展させることを目標とする。

自由記述の分野

循環器内科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究により、microRNA-33a/bが低HDL-C、動脈硬化症、動脈瘤、線維化、NASHを含む慢性炎症、高血圧症、アルツハイマー症、交感神経系の活性化に共通する発症基盤であることが明らかになった。これは我々の作成した遺伝子改変マウスによってのみ明らかにすることができた点であり、学術的意義が高いと考えられる。さらに、miR-33aおよび33bを個別に制御できる架橋型人工核酸を開発し、複数の疾患モデルにおいて治療効果の検討を行っている。すでに大動脈瘤については治療法の特許申請中であり、今後さらに治療可能な疾患が増えることが予想されるため、臨床的・社会的意義も高いと考えられる。

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公開日: 2021-02-19   更新日: 2025-01-30  

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