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2023 年度 研究成果報告書

核酸立体構造の選択的修飾による遺伝子調節技術の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 19K05743
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分37030:ケミカルバイオロジー関連
研究機関東京農工大学

研究代表者

寺 正行  東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (10643512)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワードグアニン四重鎖 / 核酸化学 / 光反応
研究成果の概要

グアニン四重鎖(G4)は核酸の一本鎖領域に形成される高次構造で、遺伝子プロモーター領域に存在し、mRNA産生を抑制する。本研究では、G-カルテットとグルーブを認識するリガンド6OTD-Bpを設計し、評価した。実験により、6OTD-BpがテロメアG4に特異的に結合し、架橋することが確認された。さらに、特定のハイブリッドG4にも選択的に架橋することが示された。この結果は、G4認識においてカルテットとグルーブの両方を標的とすることの重要性を示すことができた。

自由記述の分野

ケミカルバイオロジー

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、G-カルテット面とグルーブを同時に認識する二重認識リガンド6OTD-Bpを開発し、G4構造の認識と安定化の新たな戦略を提案したものである。この成果により、特異的なG4構造を標的とすることで、遺伝子発現の制御や新しい抗がん剤の開発に貢献する可能性がある。G4構造に対する理解が深まり、核酸化学および生物医学研究における重要な進展を示している。さらに、G4リガンドの設計が改良され、将来的にはさまざまな疾患の治療法開発にも役立つと期待される。

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公開日: 2025-01-30  

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